2006年09月27日

贅沢な経験


月曜日の朝刊に文楽人形遣い、人間国宝の吉田玉夫さんの訃報が載っていた。
こういう伝統芸術方面は特に縁がない。
けれど「ん?」という小さな反応。
それはこんな私でも文楽は一度だけ見たことがあるのだ。
たまたま文楽の公演案内を何かで見て、衝動的に見たくなってしまったのだ。
演目も曽根崎心中でちょうど良かった。
題名だけは良く知ってたけど、一度はちゃんとストーリーを知りたいと思っていたから。
そういう本当に簡単に気軽に一度だけ文楽を経験。
言い回しは歌舞伎のようで難解だったけど、そこは日本語。
外国語よりは解る。話のあらすじも最初に冊子で読んでいたし。
主役の徳兵衛が登場するなり会場からは拍手が起こった。
彼だけが黒子の衣装ではなく、顔も表に出ていた。
有名な人なんだろな〜としか私には分からなかった。
最初はついていけるかやや不安だったけど、最後まで楽しめた。
ちょっとしたコメディタッチの場などもあり、息抜きのようにクスリと笑い最後は泣けた。

bunraku2.jpgそんなことが冒頭の訃報を見た私の「ん?」であった。
ガサゴソと棚をいじって文楽のパンフを探し出し、人形遣いの名前欄を見るとそこには人間国宝の彼の名がありました。
新聞の記事には
曽根崎心中が240年ぶりに復活した際、
主役の徳兵衛を遣りこれが出世役となった。

と書いてある。
何も知らずに最高の曽根崎心中を鑑賞していたことになる。
7年前の贅沢なひととき。

ご冥福をお祈りします。


ラベル:大阪
posted by 青玉 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然の道(日記) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。